「不動産って何月が売れやすいの?」
「売れるまでの期間はどのくらい?」
戸建てやマンションの売却を検討している方は、このような疑問を抱えているのではないでしょうか。
実際、不動産は売りだす時期によって成約率が大きく異なります。
この記事では、不動産売却において『何月が売れやすいのか』についてわかりやすく解説します。
・戸建て、マンションの売却を検討中の人
・不動産投資で売却益を得たい人
不動産は何月に売れやすいのか
1年のうちに売れやすい時期は2回訪れます。
以下は、2021年と2022年において中古戸建てとマンションの成約件数を月別で表したグラフです。
公益財団法人 東日本不動産流通機構『月例速報 Market Watch サマリーレポート2022年1月度』|公益財団法人 東日本不動産流通機構『月例速報 Market Watch サマリーレポート2023年1月度』を参考に作成
このグラフをもとに解説します。
2~3月が最も売れやすい
グラフを見ても分かるとおり、不動産が最も売れやすい時期は2~3月です。
2~3月は年度末であり、4月からの新年度に向けて新たに不動産を購入する人が増えるのが関係しています。
特に2021年は3月の成約数が顕著であり、中古マンションは4,000件以上も成約しています。
このことからも、不動産の売却時期は2~3月を目安にするとよいでしょう。
買い手は1月から動き出す
実際に買い手が購入に向けて動き出すのは1月ごろです。
3月に購入するといっても不動産は高額な取引なので時間がかかります。
そのため、物件の売り出しは1月初旬ごろから始めるのがよいといえます。
10月も売れやすい
2~3月の次に売れやすいのは10月です。
10月は社会人が転勤になる時期でもあり、新たに住まいを探す人が多くなります。
2~3月の時期を逃した場合は、10月の成約を目指して8月ごろから再度売り出すとよいでしょう。
不動産が売れるまでの期間
不動産が売れやすい時期をお伝えしましたが、実際に売り出してから成約までどれくらいかかるのでしょうか。
一般的な売却期間と売れない場合について解説します。
3~6ヶ月で売れるのが一般的
不動産は3~6ヶ月で売れるのが一般的です。
ザックリと売却までの流れを確認してみましょう。
STEP②:不動産会社へ仲介依頼
STEP③:媒介契約
STEP④:売り出す
STEP⑤:内覧
STEP⑥:売買契約
STEP⑦:決済
STEP⑧:引き渡し
特に初めてだと、どんな流れなのか、用意する書類はあるのか、など疑問点も多く出てきます。
1年以上売れない場合も
売り出したからといって必ず購入希望者が現れるとは限りません。
長いと1年以上売れないケースもあります。
これらの要素が当てはまっていると、需要があまりないので買い手は現れにくいです。
なかなか買い手が現れない場合は、売り出し価格は適正か、周辺に競合物件は売り出されてないかなどを確認しましょう。
まとめ:不動産売却は2~3月ごろを目安にしよう!
不動産の売れやすい時期について解説しました。
最後にまとめて確認しておきましょう。
・10月も売れやすい
・不動産の売却期間は3~6ヶ月程度
・長いと1年以上かかる
・なぜ売れないのかを確認する