「家を買いたいけど高くて買えない……」
「価格高騰はいつまで続くの?」
戸建てやマンションの購入を検討している方で、このような疑問や悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
ここ数年、低金利政策によって住宅ローンを組みやすい状況になっていますが不動産の価格は上昇する一方です。
この記事では、住宅価格高騰の原因や今後の不動産市場について詳しく解説します。
住宅購入を考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
物件選びっていろいろな条件や要素が絡むので悩みますよね。
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住宅価格が高騰していて買えない原因
まずは、住宅価格が高騰している原因を解説します。
以下は、国土交通省が公表している「不動産価格指数」の推移を表したグラフです。
不動産価格指数とは、不動産の価値や動向を示す指数のことで、100を基準として不動産の価値を測ります。
グラフを見ると、すべての種別が2020年以降上昇しているのがわかります。
特にマンション(緑線)の上昇率が非常に大きく、指数も190を超えています。
このように、土地や戸建て、マンションなどの不動産の価値が年々上昇しているため、不動産価格も高騰しているといえるでしょう。
建築費の高騰
建築費の高騰も不動産価格に影響する要素です。
以下は、建設物価調査会が公表している「建設資材物価指数」を表したグラフです。
その主な原因としては、ウッドショックが挙げられます。
ウッドショックが起きたことで世界中で木材が必要となり、日本もその影響を大きく受けています。
特に日本は戸建て住宅が多いにもかかわらず、木材自給率は4割程度しかありません。
令和3年(2021年)の木材自給率は41.1%となりました。前年と比較すると0.7ポイント低下しました。
引用:林野庁
つまり、残りの6割を輸入に頼っているため、ウッドショックの影響を直撃しているといえるでしょう。
労務単価の上昇
労務単価の上昇も大きく関係しています。
労務単価が高くなればその分人件費が高くなるため、家を建てる費用も増加します。
次に、実際にどれくらい上昇しているのか見てみましょう。
以下は、国土交通省が公表している「各職種の労務単価と前年比」です。
職種 | 全国平均値 | 令和4年度比 |
---|---|---|
特殊作業員 | 24,074円 | +4.0% |
普通作業員 | 20,662円 | +5.7% |
軽作業員 | 15,874円 | +6.3% |
とび工 | 26,764円 | +4.8% |
鉄筋工 | 26,730円 | +3.6% |
運転手(特殊) | 25,249円 | +5.7% |
引用:国土交通省「令和5年3月から適用する公共工事設計労務単価について」
各職種の労務単価が上昇しているのがわかります。また、前年比で見ても4~5%程度上昇しています。
次に、全国全職種の労務単価のグラフを見てみましょう。
また、11年連続上昇していることから今後も労務単価は上昇していくと想定できます。
このことからも人件費が年々高騰しており、家を建てる際も以前より費用がかかるといえるでしょう。
円安の影響
現在、日本は円安の状況が続いています。
円安が続けば、輸入する木材などの建築資材が高くなるため、必然と住宅価格も高騰します。
それでも、2023年以降は円安の動きが弱まりつつあります。
以下は、日本総合研究所が公表している「ドル円相場見通し」を表したグラフと図です。
つまり、2024年からは円高の傾向が強くなるため、建築資材などを輸入しやすくなる可能性があります。
ただし、あくまでも予想であり、今後経済状況はどうなるかわかりません。
ひとつの参考情報として理解しておきましょう。
歴史的低金利による影響
2016年から始まった「マイナス金利政策」の影響で、金利状況はこれまでにないほど低金利となりました。
その結果、住宅ローンを組みやすくなり、自己資金の少ない人でも住宅を購入しやすくなりました。
しかし、住宅を購入する人が増えたことで住宅の需要が増して住宅価格も高騰し、現在は買いにくい状況となっています。
それでも2024年3月20日に、日銀はマイナス金利政策を解除し、金利を上昇することを発表しました。
日銀は、19日まで開いた金融政策決定会合で、「マイナス金利政策」を解除し、金利を引き上げることを決めました。
日銀による利上げはおよそ17年ぶりで、世界的にも異例な対応が続いてきた日本の金融政策は正常化に向けて大きく転換することになります。
引用:NHK
金利上昇は17年ぶりであり、これまで長らく続いてきた超低金利時代も終わりを迎える可能性があります。
金利が上昇すれば住宅購入する人も減少する傾向にあるため、必然と住宅価格の高騰も緩まっていくといえるでしょう。
住宅価格の高騰により買えないのはいつまで?
住宅価格の高騰について解説してきましたが、この状況がいつまで続くかは明言できません。
円安の脱却やマイナス金利政策の解除など、住宅価格の改善につながる状況ではあるものの、「住宅高騰はあと〇年続く!」とハッキリ言えないのが正直なところです。
それでも改善状況は事実のため、住宅購入を検討している方にとってはポジティブに捉えてよいでしょう。
今後も経済状況を随時チェックして、「不動産市場がどうなっているのか」を考えることが大切です。
2024年は買い時なのか?
住宅の高騰は高止まりし、今後は金利上昇や円安脱却により住宅価格も低下していく可能性があるとお伝えしました。では、2024年は住宅の買い時なのでしょうか。
結論、買い時かどうかはハッキリと明言できませんが、早いうちに買っておくのをおすすめします。
理由としては前述のとおり、経済状況が不透明であり、いつどのタイミングで経済状況が急変するかわからないからです。
今後もこのような予期せぬ自体が起きてもおかしくありません。
「もう少し待てば安く買える」と期待して待ったとしても、今より高騰する可能性は十分あります。
その結果、現在よりも購入しにくくなったり買い時を逃したりする場合もあるでしょう。
「あのとき買っておけばよかった」と後悔しないためにも、条件のよい物件があれば積極的に動いた方がよいかもしれません。
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住宅価格が高騰していても住宅を買う方法
住宅価格が高騰していても、工夫次第では十分に今の状況でも購入できます。
この章では、少ない資金でも住宅を購入できる方法を解説します。
- 郊外の物件を買う
- 専有面積の小さい物件を買う
- 住宅ローンの借入額を増やす
- 両親や親戚から購入資金を借りる
- 自己資金を貯めてから購入する
- 地元のハウスメーカー・不動産会社に相談する
郊外の物件を買う
郊外の物件に絞って買うのがおすすめです。
物件価格は、エリアによって大きく異なり、都心部よりも郊外の方が低価格な傾向にあります。
以下は、レインズが公表している「首都圏地域別中古マンション・戸建ての㎡単価」です。
エリア | 成約㎡単価(万円) | 前年同月比 |
---|---|---|
東京都区部 | 108.72 | +8.7 |
東京都多摩 | 58.89 | +17.5 |
埼玉県 | 43.42 | +8.6 |
千葉県 | 39.38 | +8.3 |
横浜市・川崎市 | 62.83 | +5.3 |
神奈川県他 | 45.61 | +19.4 |
参照:公益財団法人 東日本不動産流通機構「月例速報 Market Watch サマリーレポート 2024年1月度」
このように、郊外の方が物件価格が安いため、少ない資金で家を購入したい方におすすめです。
専有面積の小さい物件を買う
専有面積の小さい物件は、安く買える場合があるのでおすすめです。
例えば、物件価格が60万円/坪の場合、50坪の家だと3,000万円ですが40坪だと2,400万円と600万円も安く買えます。
専有面積が小さいと、置ける家具や家電の数に制限が生まれます。
それでも、広さに対してそこまでこだわりがなければ、専有面積の小さい家の方が安く買えるのでおすすめです。
住宅ローンの借入額を増やす
住宅ローンの借入額を増やすのもひとつの方法です。
特に今は低金利でローンを組めるので、資金が少ない人でも借りやすい状況です。
また、人によっては購入価格を丸々借りる「フルローン」で組む人もいます。
金融機関によってローン金利やプランが異なるので、一度相談してみましょう。
ただし、借入額が増えればその分返済する額も増えるため、計画的な返済スケジュールを立てるなどして、滞納しないようにしましょう。
両親や親戚から購入資金を借りる
両親や親戚から購入資金を借りるのもひとつの方法です。
住宅ローンを組むのと違って、金利がなかったり返済期間がなかったりするので、余裕をもって返済できます。
住宅ローンを借りる前に一度相談してみるのがよいでしょう。
自己資金を貯めてから購入する
資金が少ない方は、一度しっかりと自己資金を貯めてから購入するのがよいでしょう。
住宅ローンを利用する場合、自己資金が多ければその分借入額が少なくなるため、毎月の返済額も減ります。
また、住宅ローンの審査時も自己資金が多ければ「返済能力がある」と判断されやすいため、審査に通りやすくなるメリットもあります。
このように、自己資金を貯めることのメリットは多くあるため、購入を急いでいないのであれば自己資金を貯めてから購入することも検討しましょう。
地元のハウスメーカー・不動産会社に相談する
地元のハウスメーカーや不動産会社に相談するのもおすすめです。
大手の方が実績や知名度では上ですが、地元の会社はその地域ならではのコアな情報や物件を取り扱っているケースが多くあります。
大手企業では、扱っていない穴場物件を紹介してくれる場合もあるので、相談だけでもしてみましょう。
まとめ:住宅価格が高騰していて買えない状況は改善しつつある
住宅価格の高騰について解説しました。
現在の住宅価格は、これまでにないほど高騰しており、特に都心部のマンションが高騰の一途をたどっています。
それでも、2024年3月20日に日銀から「マイナス金利政策の解除や、金利の上昇」が発表されたため、住宅価格は高止まりして徐々に低下してく可能性があります。
また、円安状況も脱却しつつあるため、これまでと比べると住宅価格は安くなると予想できます。
それでも経済状況は先行きが不透明であり、今後の推移は明言できません。
随時経済状況をチェックして住宅価格の変動も見ておくのがよいでしょう。
物件選びっていろいろな条件や要素が絡むので悩みますよね。
この悩みを解消するには、正しいハウスメーカー選びが大切です!
「住まいプラネット」なら、住まい選びに詳しいアドバイザーがアナタのご要望に沿ったハウスメーカーを紹介してくれます。
【住まいプラネットの魅力】
- 相談実績10,000件以上!
- お客様満足度98.6%!
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